はじめまして とらくら2期生です
初コラム、開いていただきありがとうございます。
一人暮らし一年目、みさきです。
大学では工芸を専攻している美術学部生で、木工やガラスといった素材に魅力を感じています。
どうして私が工芸を大学で学ぶことを選んだのか。初回のコラムは、私と工芸の出会いをお話しします。
ありきたりじゃない工芸との出会い
私は中学生まで、教科としての美術は、特に好きでも嫌いでもありませんでした。ノートの端に落書きをしたり、イラストを描くこともなく、美術とは無縁でした。
しかし、高校に入ってクラス数の多い環境になり、画一的な座学の授業が私にとっては興味の湧かないものでした。そんなとき、芸術選択でたまたま美術を選んで油絵を描き、それがどの授業よりも没頭し充実した時間でした。これが、美術に興味を持ったきっかけです。ただ、その時はまだ「工芸」は言葉を知っている程度だったと思います。
その後、大学では美術を学びたいと決心し進路を考えているうち、さまざまな展覧会を見てきました。そこで私は立体作品が好きなのだと気づいていきます。
そして、工芸の扉を開いたきっかけは、昨年夏にパナソニック汐留美術館で開催されていた『和巧絶佳展』でした。これは、令和時代の新鋭工芸作家のグループ展であり、伝統的な技法や素材と、新しい時代の風の融合された作品で溢れていました。
そこから、私は工芸を、作品をつくる立場として学びたい、関わりたいと思うようになりました。
あとがきといきごみ
このとらくらの活動の中で、たくさんの工芸との出会い、そしてより好きになれる魅力を感じ取れたらと思います。
私の感じる美しさを、気取らず、気ままに、共有していけたらなと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
これからどうぞよろしくおねがいします。
展覧会会期
コラムの中で紹介した、『和巧絶佳展』は長期にわたって全国で展示しているので、もしお近くに展覧会が開催されていたら、ぜひ足を運んでいただきたいです。
宮崎会場 宮崎アートセンター 2021.3.20~5.9
京都会場 アサヒビール大山崎山荘美術館 2021.9.18~12.5
名古屋会場 松坂屋美術館 2022.2.5~27
参考文献
和巧絶佳展公式ホームページ https://wakozekka.exhibit.jp
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