新潟の伝統工芸がすごい!科学館で工芸を知る

けんた

◆新潟には伝統的工芸品がたくさん!

 コシヒカリなど、米どころであり、地酒で有名な新潟県。開国時から開港五港のひとつになり、佐渡金山もあり、一時は日本一人口が多い場所でもあったそうです。また、冬は豪雪のため農作業ができなくなることから、屋内でできる副業として工芸が発展していきました。そうしたことから、現在も伝統工芸が盛んで、経済産業省に指定された伝統的工芸品は16品と、東京・京都に次ぐ3番目の多さになっています。

◆新潟県立自然科学館での出会い

 先日、新潟県立自然科学館に行った際に思いがけない工芸との出会いがありました。1階の常設展示室「新潟県の移り変わり」に入ると「伝統的工芸品 – LONG LIFE のワザとカタチ-」という展示が目に飛び込んできました。

写真1:展示全景

 私にとって、科学館とはプラネタリウムや自然科学の展示の場所というイメージがあり、一方で工芸は美術館で展示されるもの、という思い込みがあったので、科学館での展示に新鮮さを覚えました。でも、よく考えれば、技術や生活の中のモノという視点から見れば科学館だからこその展示ができるなと納得したのでした。
 見に行った時は、たまたま小学生の団体が来ていたのですが、小千谷絣の繊細な模様に驚いたり、燕鎚起銅器の作り方に興味を持っていたり、実際のものに触れてその面白さを実感していて、科学館で工芸の展示を行う意義を感じました。

写真2:燕鎚起銅器 の展示

 なかなか新潟の伝統工芸16品目すべてを一度に見る機会はないですよね。ぜひ、展示を見に行って新潟の技術力を感じてみるのはいかがでしょうか?

◆会場・会期

新潟県立自然科学館「伝統的工芸品 – LONG LIFE のワザとカタチ-」
(「NIIGATA TECHNO CUBE」第6期展示)
令和3年5月8日(土)~令和4年3月
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/bunkashinko/kagakukan-techno6.html

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けんた

けんた

大学では、都市をフィールドとして学んでいます。また学芸員課程を履修しており、これをきっかけに博物館や美術館に頻繁に行くようになりました。工芸にはまったきっかけは、この美術館巡りをしているときに、東京国立近代美術館工芸館(いまは金沢に移転し、国立工芸館となりました)で様々な工芸作品に出会ったことです。日用のものに込められた美に驚きました。工芸作品は、それぞれの作品が作られた「場所」やそこを取り巻く自然・人々の暮らしを包摂していて、こんなに素晴らしい作品がたくさんあったのか!と感動したのを覚えています。 とらくらでは、「地域」に根ざした伝統工芸を見ていくことで、まちと工芸の関係性・そしてその可能性を探りたいと考えています。

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