とらくらアンバサダー・けんたがおすすめする工芸の本をご紹介します!どの本も本屋さんで購入したり図書館で読んだりすることがしやすい本なので、ぜひ調べてみてくださいね~~新しいものから順にご紹介します!
マイナビ出版 著(2020)『くらしのやきもの図鑑ミニ』(マイナビ文庫)
この本のおすすめポイントは何といっても「文庫版に全国のやきものの情報が凝縮されている」ことです。全国の窯の紹介とこれまでの名品(人間国宝の作品など)がバランスよく掲載されており、旅に出るときには目を通したい一冊です。また、この本には掲載されているものの現在はなくなってしまった窯もあり、工芸をめぐる不安定な状況を実感することもできます。
Beretta P-05 著(2015)『東京職人』(雷鳥社)
東京の伝統工芸をビジュアルから魅力的に伝えてくれるのがこの一冊。東京都が指定している伝統工芸品に携わる「職人さん」を写真家集団Beretta P-05のみなさんが魅力的に写します。また、英文での紹介文もあり、日本だけでなく海外の人にも紹介したい一冊です。
東京国立近代美術館工芸課 編(2010)『工芸の見かた・感じかた』(淡交社)
私が工芸にはまるきっかけになった、国立工芸館(旧:東京国立近代美術館工芸館)所蔵の作品図録です。学芸員のみなさんによる様々な解説記事は勉強になります。こちらは「作品」が美しく写されており、おすすめの一冊です。
共同通信社編集委員室 編(2005)『和紙とケータイ』(草思社)
こちらは伝統工芸に限らず、日本の様々な伝統産業が現代の産業とどのようにつながっているのかをまとめた一冊です。もともとは共同通信の連載企画だったものをこのように一冊にまとめたそうで、扱っている分野の広さに驚きます。