こんにちはめぐです!
博物館に飾られている日本刀。
刃が上向きに飾られているものもあれば下向きに飾られているものも。
これ、適当に飾っているわけでは無いんです!
今回は今は使われない日本刀の形とその歴史を辿っていきます。
日本刀の種類
日本刀の種類は大きく太刀と打刀、短刀と脇差の4種類に分けられます!
太刀と打刀の違い
太刀と打刀は、共に二尺以上(1尺=約30.3センチメートル)のものを指します。
この二つはちょっとだけ見分けるのが難しいです…
大きな違いは帯刀方法。
太刀は腰にある紐から吊るして刃を下にして吊るします。
また、刀の反りが強いのも太刀の特徴の一つです。
一方、打刀は帯に差して持ち運びます。
そして、帯に刺すときは刃は上に。
この持ち運びをする際の刃の向きで展示されていることが多いため、向きがバラバラなんです。
このような帯刀方法や刃の向き、反りの有無といった違いは戦い方の移り変わりによって生まれました。
太刀が作られていたのは馬上戦が主流だった南北朝時代のころ。刀よりも弓矢を主に使っていたこと、馬具に刀が当たらないようにしないといけなかったことなどからこのような帯刀方法、作りがなされるようになりました。
室町時代ごろから馬上戦ではなく、人が走って戦うようになるとすぐに刃を抜けるように、接近戦で戦えるようにと帯に刺すようになり、刃は反りは甘く、刀身は短くなりました。
刃の向きも重要で、人同士間合いが狭い中戦うため少しでも早く刀を抜けるように、くるっとひっくり返さなくても相手を斬りつけれるようにと刃は上向きになりました。
脇差と短刀の違い
太刀と打刀に比べて脇差と短刀の違いは簡単です!
この違いは長さ!
脇差は1尺、短刀は1尺以下!
以上!笑
なんとなく美術館で日本等を眺めていた時に展示方法の違いが気になって日本等について調べるようになりました。
そんなきっかけにまつわる豆知識を今回共有できて嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。