ポーラ・オルビスホールディングス 伝統工芸コーディネート事業
SERENDOUCE CRAFTS
“未来につながるものづくり”展 見学レポート

COLUMN

銀座POLA MUSEUM ANNEXで10/28(木)から11/7(日)で行われた「未来につながるものづくり」展。とらくらメンバーの一人が展示会会場に足を運び、実際に展示されている作品を見てきました。また、企画されたSERENDOUCE CRAFTSのみなさまにお話を伺うこともできました。

■SERENDOUCE CRAFTS(セレンドゥースクラフツ)とは?

「日本の工芸品との出会いのきっかけを創ること」をミッションに生まれたプロジェクトで、4年前に始まったものです。展示会は去年から実施しており、これまでは

【PICNIC×KOGEI展】

【HAPPY HOLIDAY WISHES -手仕事のぬくもり-】

といったテーマを決めて作品を展示する、ということを中心に行ってきました。

一方で、今回は「作り手」に着目して、作家さんの思いを前面に出す展示にしたそうです。確かに、会場を見てみるとそれぞれの作家さんごとにブースが作られており、作品に対する思いなどがキャプションにつづられています。

今回の展示においては、地域や伝統工芸の分野に縛られない作り手が紹介されていますが、どのように探されたのか、聞いてみました。すると、自分たちでインスタグラムなどを探して直接連絡したり、行政などから推薦いただいた作家さんに連絡を差し上げたりして地道に探されてきたのだとか。

さて、取材に行った日にはイベントが開催されており、引箔作家・村田紘平さんにもお話を伺うことができました。

村田さんは西陣織の素材となる引箔を作る職人さんです。ただ、近年は織物として使うだけではなく、今回出展されていた「箸」や車の内装、ホテル客室の内装など、さまざまな分野に広げられています。

西陣織は徹底した分業制で今日まで続いてきましたが、ここでも技術の継承が問題になっており、村田さんの工房でも、これまでは別の工房にお願いしてきた工程を導入しようとされているそうです。

村田紘平さん 西陣織・京都府、滋賀県

次の展示はどのようなテーマで行われるのでしょうか?今からとても楽しみです。

出展された作家のみなさま

飯田 将平(愛知県・ガラス) / 岩佐 昌昭(島根県・陶芸) / 梅木本種子鋏製作所(鹿児島県・鍛冶)/ 追立 睦(京都府・漆芸) / 金城 有美子(沖縄県・陶芸) / 艸田 正樹(石川県・ガラス)/ 小泉 巧(京都府・漆芸) / 近藤 純太(京都府・金属工芸) / 鈴木 隆(神奈川県・陶芸)/ 蘇嶐窯(京都府・陶芸)/ 堤 卓也(京都府・漆) / 奈須田 友也(福岡県・プロダクトデザイナー) / 村田 紘平(京都府/滋賀県・西陣織)/ 山田 睦美(石川県・陶芸) / 若生 沙耶香(兵庫県・陶芸) / NEW TRADITIONAL(奈良県・木工)

 (五十音順敬称略)

SERENDOUCE CRAFTS(セレンドゥースクラフツ)公式HP
https://www.serendouce-crafts.po-holdings.co.jp/

インスタグラム

https://www.instagram.com/serendouce_crafts_/

伝統工芸は40年で80%生産額と従事者が減少しています。
一緒に伝統文化を未来につなぐ活動をしませんか?

けんた

けんた

大学では、都市をフィールドとして学んでいます。また学芸員課程を履修しており、これをきっかけに博物館や美術館に頻繁に行くようになりました。工芸にはまったきっかけは、この美術館巡りをしているときに、東京国立近代美術館工芸館(いまは金沢に移転し、国立工芸館となりました)で様々な工芸作品に出会ったことです。日用のものに込められた美に驚きました。工芸作品は、それぞれの作品が作られた「場所」やそこを取り巻く自然・人々の暮らしを包摂していて、こんなに素晴らしい作品がたくさんあったのか!と感動したのを覚えています。 とらくらでは、「地域」に根ざした伝統工芸を見ていくことで、まちと工芸の関係性・そしてその可能性を探りたいと考えています。

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