初めましてこんにちは!とらくら3期生としてこれからコラムを書かせていただきます、東京在住の大学一年のハナと申します!今回は現在私が興味を持っているアイヌ文様についてお話しさせて頂きます。
アイヌシキリとは?
皆さんはアイヌシキリを知っていますか?これはアイヌ民族の衣装や道具などにつけられる模様のことで、別名アイヌ文様と言います。文様の意味について諸説ありますが、「魔よけ」の意味があるという説が有力とされています。たとえば衣服で言うと、襟元や裾、背中などから悪い霊が入り込まないようにという考えで、くもの巣からとられたような網目模様の文様がつけられたそうです。
中でも最もよく知られているのは渦巻き模様のアイヌシキリですが、渦巻き模様でも少しずつ模様が違っており、実はそれぞれ含まれている意味が違っています。
そしてこのアイヌ文様は母から娘へと受け継がれてきました。娘は小さいころから母親に針仕事で陰陽を教わり、男性は日常用具へ文様を掘っていました。また、好きな異性に対しての贈り物にもこの文様が描かれていたそうです。なんともロマンチックですね~!
それでは今回はこの辺で!次回もお楽しみに!
画像:アイヌ文化交流センターにて撮影