はじめまして
はじめまして、伝統工芸アンバサダーとらくら2期生のねねと申します。
現在大学3年生で、民俗史や日本語の成り立ち、生活文化など幅広く日本文化について学んでいます。
私は岩手出身なのですが、実家では普段から南部鉄器の鉄瓶を使っており、「伝統工芸品」は私にとって身近な存在でした。
南部鉄器で沸かすお湯は、鉄瓶から少しずつ鉄分が溶け出し、独特の味わいを魅せてくれます。使用しているとほんのり、鉄分の香りを感じる瞬間があるかもしれません。
日頃から鉄瓶を使うことにより、鉄分を補給することが出来、貧血の予防にもなる。
私の家では、「南部鉄器で沸かしたお湯のほうが身体にいいから」と、料理やお茶など、様々な場面で鉄瓶でお湯を沸かしていました。
「伝統工芸」と聞くと、なんだ堅苦しく、現代生活での普段使いには少し扱いづらい印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、こうして生活に実用的な形で工芸品が結び付いていることを考えると、なんだか少し、身近な存在に感じませんか?
これから
先ほど「鉄瓶でお湯を沸かした香り」について少し触れましたが、
次回は「工芸と結びついた香り」についてみなさんと見ていけたらいいと考えています。
お香や、工芸品で沸かしたお茶など、、、。私たちは伝統工芸品を五感を通じて楽しむことが出来ます。
次回以降は嗅覚に迫って、香りから見る伝統工芸について一緒に見ていきたいです。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
これからよろしくお願いします。